未知なるアフリカ、完全ガイド

ウォーキングサファリ

ウォーキングサファリは、歩いて動物を観察するアクティビティです。 野生動物や植物の生態系を学ぶ側面もあります。それぞれ公園ごとに特色があります。

アルーシャ国立公園のウォーキングサファリ

多様な景色と忽然と現れる動物

おすすめ度:★★★★★

アルーシャ国立公園は行く人が少ないのですが、実は非常に美しい公園です。特にウォーキングサファリができる公園の中では、アルーシャ国立公園は一押しです。滝、巨木の根っこ、小川、突如現れる野生動物たち。ここは、タンザニア第二の高さを誇るメルー山(4562m)の登山口でもあります。半日コースを選ぶと、登山道の途中まで歩くことができます。背の高い木々や腰丈まである植物で生い茂るジャングル。滝。巨大なイチジクの木のトンネルなど、うっとりするほど美しい光景が待っています。4000mを登る自信はないけど、運動は好きという方には1泊2日の登山がおすすめ。キリマンジャロ山を眺めながら歩くことができます。

タランギレ国立公園のウォーキングサファリ

野生味たっぷりのスリルを味わえる

おすすめ度:★★★

タランギレは、ゾウの群れとバオバブの大木が印象的な公園です。ゾウに食べ尽くされ、幹が空洞になったバオバブの木。ゾウの巨大な骨やヒョウの頭蓋骨。イボイノシシの巣。巨大なアリ塚。藪の向こうから聞こえるゾウの声など、さまざまな発見があります。密猟の脅威を経験しているタランギレの動物たちは警戒心が強いです。そのため、動物の姿はあまり見られません。しかし、姿が見えない分、スリルとドラマ性があります。

ンゴロンゴロのウォーキングサファリ

動物が人に慣れている

おすすめ度:★★★

様々なルートがありますが、一番のおすすめは、マサイの放牧地となっている窪地です。ここの特徴は、タランギレとは対照的に野生動物が人間に慣れているということです。200年前に移住し、放牧を営んできたマサイの人々と野生動物が共存しています。動物が人間を見慣れているためか、他の公園より近くまで距離を詰めることができます。写真のような青々した草の生える3月〜6月、11月ごろがおすすめです。

マニャラ湖国立公園のウォーキングサファリ

鳥が観察できる

おすすめ度:★★

鳥観察には最も向いている公園です。フラミンゴの飛来は、概ね2月〜3月、8月〜9月と言われています。マニャラ湖国立公園にはなんと温泉が湧き出ています。それはなぜか。どのようにマニャラ湖が出来たのか。そのような自然の成り立ちについてレンジャーが教えてくれます。また、ウォーキングサファリとは別に、吊り橋を渡るアクティビティもあります。鳥の目でマニャラのジャングルを探検。吊り橋の上からゾウが歩く姿を目撃できることもあります。

セレンゲティ国立公園のウォーキングサファリ

気持ちはライオンキング!

おすすめ度:★★★

セレンゲティは、上記の公園の中では肉食動物の生息数が最も多いです。木々の茂った場所や草丈の高い場所では、どこに動物が隠れているかわかりません。そのため、安全を考慮して見晴らしのよい平原を歩くことが多いです。もしゴールが岩山(コピエ)なら、最後に見渡す限りの大平原を堪能できます。ちなみに、夕陽を眺めながらワインを楽しむサンダウナーでも、似たような体験ができます。サンダウナーの場合は車で岩山まで送ってもらいますので、アクティブには歩けないけれど、サバンナを肌で感じたいと思う方には、ちょうどよいかもしれません。

エヤシ湖

ハッザベの人々とハンティングツアー

おすすめ度:★★★

セレンゲティ国立公園の南、タランギレ国立公園の西に、エヤシ湖という湖があります。この湖の辺りには、ハッザベ(またはハッザ)と呼ばれる部族が暮らしています。彼らは、今でも狩猟採集を軸にした生活を営んでいます。この方達の狩りに同行できるツアーがあります。弓矢で鳥を捕らえたり、木の実を食べたり。時折、ヒヒ(バブーン)を捕らえることもあるそう。ハッザベの人たちの歩く速度はかなり速く、1時間ほぼジョギングでした。ウォーキングサファリとは違った趣きですが、まるで大昔の記憶が蘇るようです。このツアーに参加するには、前日にエヤシ湖に宿泊する必要があります。

ウォーキングサファリに関するよくある質問


必ず銃を持ったレンジャー(公園警備隊)と歩くのですか?

はい。野生動物が生息する公園内を歩く場合は、レンジャーが同行することになっています。なお、ハッザベ族のハンティングツアーは、国立公園ではないので、レンジャーは同行しません。

どのくらいの時間歩くのですか? 

1時間半〜2時間が一般的ですが、何時間でも歩くことができます。4時間を境に料金が変わります。

料金はいくらですか?
国立公園の場合(18%VAT込)1〜4時間4時間以上
大人23.6 ドル29.5 ドル
子ども(12歳以上)11.8 ドル17.7 ドル
(2024年8月時点)


*公園入園料が別途かかります。
*アルーシャ国立公園では、レンジャーの他にトレッキング専門ガイドに同行してもらうことをおすすめします。
*レンジャーには、現金でチップを払うことが慣習となっています。
*公園管轄機関によって金額が変更されることがあります。

子どもは何歳からできますか?

12歳以上からできます。

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