未知なるアフリカ、完全ガイド

滞在のポイント

快適かつ安全にサファリを楽しむためのポイントです。個人的な考えも入っていますので、ひとつの参考としてご活用いただければ幸いです。

国立公園内の宿では、備え付けられている飲料水で歯磨きしてください。コンタクトレンズ洗浄も同様です。アルーシャの街中にある宿では、水道水で歯磨きをしても問題ありませんが、飲まないでください。

車には、腹痛全般に効く薬が搭載されています。現地の薬局で調達する薬ですが、副作用は少なく、よく効く薬を選んでいます。日本の正露丸はあまり効かないこともあります。万一、下痢や腹痛などの体調不良に見舞われてしまった場合は、自己責任でご活用ください。アレルギーをお持ちの方は注意してご利用ください。少しでも体調の異変を感じた場合は、早めにガイドに相談するのがよいでしょう。

お客様が夕食時、お部屋を留守にしている間、宿のスタッフが合鍵でお部屋に入ります。蚊帳をセットしたり、ベッドメイキングをしたりするためです。部屋を出る際は、念のため、貴重品ボックスを利用するか、持ち歩いてください。特に客室数の多い大型ホテルでは、盗難の話を時折聞きますのでご注意ください。貴重品とは、スマートフォン、現金、パスポート、カメラ、タブレットなどを含みます。

ヘアドライヤーはラウンジで借りる

ヘアドライヤーを使う場合は、チェックインの際に貸し出しを依頼してください。テンティッドロッジでは、電力の大部分が太陽光発電によって賄われています。各客室に供給されている電力量は、ヘアドライヤーを動かすには足りません。そのため、ヘアドライヤーは、ラウンジで借りて、ラウンジで使います。

テンティッドロッジでヘアドライヤーがまったく使えないところもあります。野営キャンプ場にもドライヤーはありません。そのような場合は、朝シャワーを浴びて、自然乾燥で髪を乾かしましょう。

夜は野生動物の活動が活発になります。そのため、日没後はライトを持ったスタッフと歩き、レストランへ移動します。チェックインの際に、何時に部屋に迎えに来てほしい、と約束をしておきます。部屋に帰る際は、宿のスタッフに呼びかけて、誘導を頼みます。

宿では、昼食や夕食時に「飲み物は何にしますか?」と聞かれます。多くのロッジでは、その時に注文する飲み物は宿泊料金に含まれていません。チェックアウト時に米ドルの現金でご精算となります。クレジットカードが使えるロッジもあります。通信エラーも起こり得ますので、できるだけ現金のご用意をおすすめします。お部屋には無料の飲料水がありますが、レストランで注文する飲料水は有料になります。

飲み物1杯あたりの料金の目安

ソフトドリンク2ドル〜
ビール3ドル〜
カクテルやワイン6ドル〜

飲み物が無料のロッジ(高級酒を除く)

クブクブテンティッドキャンプ
シンギンググラスブッシュキャンプ
フォーシーズンズ
ワンネーチャー
メリア系列
アンドビヨンド系列
アシリア系列
シンギタ系列

*フォーシーズンズでは飲み物を注文後、勘定書にサインを求められます。それは宿側が管理用にサインを依頼するものです。後々請求されるという意味ではありませんので、ご安心ください。1日3回の食事についても同様です。

洗濯は、多くの宿では、手洗い・天日干しになります。2連泊以上する場合に、ロッジマネージャーまたは担当スタッフに依頼します。フォーシーズンズでは、1泊1室あたり50ドル分までの洗濯サービスが利用可能。高級ロッジでは、上限なく無料で洗濯サービスを利用できます。これらのロッジでは、乾燥機を使い、数時間で仕上がります。セレナでは、洗濯サービスは有料ですが、乾燥機があるため、数時間で受け取れます。

「チップボックス(Tip Box)」にまとめて入れるような仕組みのロッジが多いです。チップボックスは、ラウンジなどに設置されています。金額の目安は、通常の宿で1泊1室あたり5〜10ドル。1泊1室10万円以上の高級ロッジであれば20〜30ドルとのことです。チップボックスに集まったチップは、接客の機会のない裏方スタッフにも分配されます。最終日の夜、ターンダウン(ベッドメイキング)の際に枕元に封筒が置かれることもあります。その場合は、その封筒にチップを入れて、枕元に置いておくか、スタッフに手渡します。なお、チップは任意のものです。必ず入れなければならないという義務はありません。

サファリツアーでは1度に走行する距離が長いです。そのため、早めにドライバーガイドに休憩を依頼しましょう。「困らせると悪いかな」などと遠慮する必要はありません。

国立公園では、公衆トイレの数が限られています。そのため、ブッシュトイレ(青空トイレ)になることがあります。見晴らしがよく、動物も他のサファリカーもいない場所で、ドライバーが車を停めます。ドライバーのOKが出たら、車の真後ろへ行って用を足してください。車の真後ろは、どの乗客からもドライバーからも全く見えません。

ブッシュトイレの場合、トイレットペーパー等を地面に捨てることはご遠慮ください。慣れれば、公衆トイレより清潔なブッシュトイレの開放感が好きになるかもしれません。サファリカーを停める適切な場所を探すのに15~20分走ることもよくあります。我慢してからガイドに言うのではなく、早めに休憩をご依頼ください。

どうしてもブッシュトイレが嫌な方へ

例えば「3時間毎に公衆トイレに寄ってほしい」と、予めガイドに伝えておくとよいでしょう。ルートが限定されたり、見られる動物の内容も制限されたりしますが、ご了承ください。

国立公園のルールにより、朝は6時から、夜は19時までゲームドライブができます。ンゴロンゴロでは18時までにクレーターから退園するため、17時半までです。これらの公園のルールに触れない限り、毎日のスケジュールは自由に調整できます。移動中などに、翌日の予定の希望をガイドにお伝えください。ガイドと一緒に自分らしいサファリの過ごし方をお決めください。詳しくは、こちらのページ「時間の使い方」をご参照ください。

雨季のサバンナでは、ぬかるみにはまることがあります。ぬかるみで身動きが取れなくなることをスタックと呼びます。ドライバーの技量でそれを阻止することが可能な場合もあれば、状況によってはどうしても避けられないことがあります。サバンナの土は、乾季の間に強い日差しに晒されて粒子が非常に細かいため、雨が降ると泥状になります。悪路は公園警備隊によって整備されますが、それが追いつかないこともあります。ガイドはなるべく悪路を通らないように努めますが、通らざるを得ないこともあります。また、パンクは、ラフロードではいつでも起こり得ます。ドライバーガイドは適切な対処の方法を心得ています。どうか不安にならず、そんな状況でもガイドを信頼してください。大自然の中では、コミュニケーションと信頼関係が問題解決を早めます。

サファリでは、助け合いが合理的な選択です。自分たちの車がぬかるみにはまった時は、他社の車に助けてもらいます。そのため、ぬかるみにはまった車に立ち会った際は、お客様の時間をご提供ください。彼らを牽引して助けることは、未来の自分たち助けることでもあります。多くの場合、救助に要する時間は30分以内です。それ以上かかりそうな場合は、公園警備隊やロッジに連絡を取り、救助を要請します。また、牽引の際は、強い衝撃がかかる場合があります。ガイドの指示に従い、前の席やバーにしっかりとつかまってください。ご理解とご協力をお願いします。

お客様のツアーを担当するのは、優秀で経験豊富なガイドです。担当ガイドが仲間やレンジャーたちと情報交換し、一生懸命動物を探します。ガイドは最大限の努力をしています。お客様の責任として最も大事なことは、ガイドを信頼し、状況を信頼することです。大自然に身を委ねてリラックスしてください。

Whatsappとは、LINEのようなメッセージアプリです。スマホにダウンロードすることができます。ガイドを友達追加して、ロッジで連絡が取れるようにしておくと便利です。多くのロッジでは、公共の場所で無料のWiFiが使えます。ただ、電波が非常に弱い、またはほとんど使えないということもあります。翌日の予定は、ガイドと1日の終わりに口頭で話し合って決めておいてください。

ガイドに何か言いたいことがある際は、その場ではっきりと優しく言いましょう。ガイドの気分を害して動物が見られなくなるかも、と心配して我慢しないでください。時間が経ってから言ったり、遠回しに言ったりしても、なかなか理解できません。まして雰囲気だけでは伝わりません。その場で、明確にお伝えください。

また、ロッジで何か不都合があった場合は、スタッフにお伝えください。シャワーのお湯が出ない。部屋にシャンプーまたはボディーソープがない。食事に食べられない食材が使われている等々。早めに優しく伝えることがポイントです。もしスタッフに言いにくい場合には、担当ガイドに伝えてもらいましょう。

同時に、寛大な気持ちでガイドやスタッフと接してください。タンザニアの人々は、日本とはまったく異なる環境で異なる教育を受けています。伝えたことをすぐに忘れてしまう、情報共有がされない、ということはよくあります。タンザニアという発展途上国を旅しているということを念頭にご理解ください。

セスナの経由地は、搭乗日にならないとわかりません。直航便の場合もありますし、複数箇所経由する場合もあります。特に、アルーシャから各公園へ向かう際は、違う目的地で降りないようご注意ください。チェックインカウンターで搭乗券をもらう際に、経由地をご確認ください。セスナを降りる際は、念の為、パイロットに確認してから降るようにしましょう。詳しくは、こちらのページ「セスナの注意点」をご参照ください。

“ Is this a direct flight?” = これは直航便ですか?
“ How many airstrips will it stop before ( Seronera )? “ = (セロネラ)の前に滑走路をいくつ経由しますか?
“ Are we at ( Seronera )? “ = ここは(セロネラ)ですか?
“( Seronera )?” と目的地の語尾を上げて疑問系にするだけでも十分通じます。

セスナの機内は、季節によっては非常に寒くなる場合があります。お手元に羽織れる上着をご用意ください。また、セスナは揺れることがあります。普段乗り物しにくい方も、酔い止め薬の服用をおすすめします。セスナの機内にはトイレがありません。搭乗前にお手洗いをお済ませください。

セスナは、出発時刻、到着時刻、飛行時間が多少前後することがあります。30分から2時間程のずれであることがほとんどです。セレンゲティ発の便は、乗客全員が揃った時点で、定刻前に出発することがあります。それに伴い、到着時刻が早くなることがあります。逆に、経由地が増えて、30分〜1時間程、到着が遅くなる場合もあります。セスナはこのように、時間感覚のゆるい乗り物であることをご理解ください。

スパゲッティやパスタは避ける。

タンザニアのスパゲッティやパスタは、たいてい茹で過ぎの状態で提供されます。伸びたうどんのような状態のこともあります。いくつかのメニューから選ぶことができる場合は、スパゲッティは避けた方が無難です。

パンケーキはクレープのこと。

タンザニアで「パンケーキ」と呼ばれるものは、日本で言う「クレープ」のことです。甘いシロップやジャムをつけたり、フルーツを巻いたりして食べます。

ウガリは頼めば出してもらえることも。

タンザニア人のソウルフード「ウガリ」は、ロッジで注文してみてください。連泊するロッジのマネージャーに言うと、応えてもらいやすいです。

旅程表に「ンドゥトゥ」という地名が入っている方へ
ンドゥトゥは、火山灰が降り積もったアルカリ性の強い土地です。ンドゥトゥの宿では、その地下水を組み上げて、シャワー用に供給しています。アルカリ性のシャワーの水は、触感がぬるぬるしています。いくら流しても石鹸の泡が落ちないように感じるかもしれません。そもそも水自体がぬるぬるしているためなので、貴重な地下水の節水にご協力ください。

タンザニア渡航前(1〜2週間)は、免疫力強化に留意しましょう。十分な睡眠。良質な食事。ストレスを溜めない。適度な運動。乳酸菌の摂取などが効果的です。健康であれば、多少での多少の負荷にも耐えやすいです。渡航中も乳酸菌サプリを摂取することをおすすめします(医師の方から推奨されました)。

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